最終更新日:2025年5月19日
出典:東宝MOVIEチャンネル
2025年4月公開の劇場版コナン第28作『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』
今作は、シリーズでも異色の位置付けとされる“本格刑事ミステリー系”の作品として、
注目を集めています。
舞台は雪に覆われた長野県。登場人物には毛利小五郎を筆頭に、
長野県警の大和敢助・諸伏高明が登場。
さらに公安も絡む重厚なプロットは、
SNS上でも「コナンらしからぬ大人向けの仕上がり」と話題になっています。
この記事では、SNS・レビューサイトから寄せられたリアルな口コミや辛口意見を集めて徹底分析!
さらに、過去3作(2022〜2024)との比較や、
“神映画”と呼ばれるクラシック作品とも照らし合わせながら、
『隻眼の残像』の評価・位置付けを深掘りしていきます。
🔍 『隻眼の残像』ってどんな映画?
タイトルの“隻眼”が示すように、今作は“過去の傷”や“見えない真実”がテーマです。
物語は雪山で起きた殺人事件と、その背後にある警察内部の過去の因縁を巡るもの。
【注目キャラ】
- 毛利小五郎:本作で久々に“探偵として”大活躍
- 大和敢助&諸伏高明:TVシリーズで根強い人気の長野県警コンビ
- 公安:降谷零の直接登場はないが、影響力はしっかり描かれる
シリーズらしい“トリック解明”よりも、
人間関係の対立・信頼・過去との決着といったドラマ性の濃さが特徴です。
✨ 公開前の期待の声まとめ
公開前のSNSでは、熱量の高いファンの声が多く投稿されました。
- 「雪山×警察ミステリーって斬新すぎ!予告の緊張感だけで鳥肌」
- 「諸伏高明の初映画登場、ずっと待ってた!過去話と繋がる展開希望」
- 「小五郎がキーパーソンとか胸熱…久々に本気の“おっちゃん”が見られそう」
→ 特に長野県警ファン層の期待が大きく、
刑事ドラマのような“渋い雰囲気”が注目されていました。
❤️ 公開後の高評価レビュー
SNS・レビューサイトでの声をもとに、高評価コメントを分類してみました。
【ストーリーの深さに感動】
- 「小五郎の涙、完全にやられた…犯人に対して“信じたくない”という気持ちが本当に伝わった」
- 「伏線の貼り方が丁寧。派手なトリックより“静かに暴かれる真実”がテーマなのが新鮮」
【キャラ描写が光る】
- 「大和&諸伏、文句なしに格好良い。コナンが完全に“聞き役”で大人たちのドラマに集中できた」
- 「光彦が地味に良い役回りしてた(笑)」
【ミステリー×公安の緊張感】
- 「公安の存在が絶妙。コナン映画でここまで硬派な“警察劇”を見られるとは思わなかった」
→ 特に評価されているのは、「キャラの掘り下げ」「人間ドラマの厚み」「大人向け演出」。
ストーリー重視派からは「近年で一番好き」という声もあります。
⚠️ 辛口レビュー&気になるポイント
とはいえ、もちろんすべてが絶賛ではありません。
【キャラの多さと詰め込み感】
- 「見せ場のあるキャラが多すぎて、散漫に感じた」
- 「コナンと少年探偵団の影が薄い」
【 ストーリーの難解さ】
- 「事件の背景がやや複雑で、子どもと一緒だと話を追いづらいかも」
【 スケール面での物足りなさ】
- 「昨年の『五稜星』や『黒鉄』に比べてスケールが小さい」
→ 全体的に、「ファン向けに特化しすぎている」「シリーズ初心者にはやや不親切」
との声もありました。
🔁 過去作とどう違う?【2022〜2024比較】
◆ 2024年:『100万ドルの五稜星』
- キッドと平次のコンビ、北海道の舞台が映像美で人気
- 「アクションは満点、でもストーリーにやや散漫さ」の声
◆ 2023年:『黒鉄の魚影』
- 黒ずくめの組織×灰原哀で緊張感MAX
- 「組織描写の物足りなさ」「哀メインすぎ」という意見も
◆ 2022年:『ハロウィンの花嫁』
- 安室&警察学校組の過去と絆に感動
- 「コナンが空気」「爆発だらけで薄味」な印象も
→ 『隻眼の残像』は、*どの年とも明確に違い、「大人の警察ドラマ系」*という独自路線で勝負。
⭐ 神映画(クラシック作)と最新作の違い
『迷宮の十字路』(2003年)
- 平次&和葉のラブ、和風ミステリーの完成度で今も根強い人気
『天国へのカウントダウン』(2001年)
- 哀と少年探偵団、黒の組織、タワー爆破…名シーンが詰まったバランス型名作。
『ベイカー街の亡霊』(2002年)
- VRとシャーロック世界が融合した知的&社会派作品
→ 『隻眼の残像』は、これら“王道・革新・感動”のクラシック作と比べても
「静かで厚い大人の刑事劇」として、独自の魅力を放っているのがポイントであります。
✅ 総まとめ|この映画は“誰向け”か?
『隻眼の残像』は…
- 小五郎や長野県警が好きな人
- ミステリー重視・人間ドラマ重視派
- シリーズを深く追ってきたファン層
にとっては間違いなく「刺さる一本」。
一方、
- 初心者向け・エンタメ性重視・子どもと一緒に楽しみたい派にとっては、
やや難解に感じるかもしれません。
✨最後に
派手さではない。
トリックの派手さでも、コナンの推理ショーでもない。
“信頼”や“迷い”を背負った大人たちの物語こそが、今作の魅力。
そしてそこに寄り添う“探偵・江戸川コナン”の在り方が、静かに胸を打つ映画です。
『隻眼の残像』は、劇場版コナンの新たな一歩として、
静かに、しかし確かに記憶に残る一作でした。
皆さんも是非、劇場で名作をご覧ください!
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